礼拝の構造

礼拝の構造

礼拝堂正面

貸し出し用の聖書、讃美歌、交読詩編

礼拝の順序には意味と目的があります。

神によって呼び集められて、神の言葉(聖書)を聴き、生かされていることを感謝して、それぞれの生活へと遣わされるというのが礼拝の基本的構造です。

式次第は〔神の招き〕⇒〔神の言葉〕⇒〔感謝の応答〕⇒〔派遣〕 という順序になります。

式順は以下の通りです。

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 〔神の招き〕

前奏、招詞、と神に招かれて礼拝は始まります。神の招きに応えて、祈祷を捧げ、賛美(キリエ「主よ、憐れみたまえ」)を歌い、神の言葉を聴く備えをします。

 

〔神の言葉〕

旧約聖書、交読詩編、新約聖書の箇所は教会暦に従っています。旧約聖書(イスラエルの民への神の導き)の朗読を聴いた後、交読詩編で祈りの応答がなされます。新約聖書(イエス・キリストの救いの出来事)の朗読がなされ、祈祷、賛美と続き、説教に備えます。プロテスタント教会は神の言葉の説き明かしである説教が礼拝の中心に据えられています。説教前後の讃美歌も教会暦の聖書箇所、説教のテーマに関わりのある曲が選ばれます。


〔感謝の応答〕

 【日本基督教団信仰告白・使徒信条】

信仰告白で感謝の応答をします。通常は使徒信条のみを唱え、日本基督教団信仰告白は聖餐式の時に告白します。使徒信条はすでに2世紀には現在の形に近いものとなりました。私たちも礼拝の中で唱え代々の教会の信仰告白に連なります。

【聖餐式】

十字架につけられる前夜のイエスと弟子たちの最後の食卓を記念して行います。パンはキリストの体、杯はキリストの血を表わします。聖餐式において、今も生きておられるキリストとわたしたちとが一つであることを確認します。

【主の祈り】

祈りを教えて下さい、という弟子たちの願いに応えて、主イエス・キリストが教えて下さった祈りが主の祈りです。前半が神に関わる祈り、後半が人間に関わる祈りとなっています。最初に、神の御心が現わされるために祈りが捧げられ、その次に神の御業が行われるためにわたしたち人間を用いて下さいという構造になっています。主の祈りは礼拝の歴史において、聖餐式の中でパンと杯をいただく前に祈られてきました。

【献金】

献金は神の恵みに対する感謝の応答であると同時に、自分自身を神の御業のために捧げる献身のしるしです。教会の全ての活動は献金によって支えられています。私たちが捧げる献金が神の御業のために用いられることを祈りつつ捧げます。

〔派遣〕

最後に祝祷(神の祝福)を頂いて後奏を聞き、それぞれの生活の場へと遣わされます。

新たな希望を抱き、神の導きを信じて一週間の歩みを始めます。

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